ドットインストールを使ってみての所感

3分動画でマスターする初心者向けプログラミング学習サイト - ドットインストール

動画でプログラミングを学べる、話題のドットインストール。
登録してから2ヶ月ほど放置していたけれど、最近になって触りだしてみた。
結果としては有効活用させてもらっていて、基本のレッスンを中心にすでに170近くの動画を観たことになる。
ちょっとここで感想をまとめてみたい。

触ったことがない人がイメージをつかめるようにざっくりと説明。
たとえば、「JavaScriptの基礎」という講座は全25動画からなる。
ひとつの動画の長さはおよそ一分半〜三分ほど。だいぶ短い。
なのでループの解説にしても、whileとforがそれぞれ一つの動画で解説されるくらいのボリューム。
レッスン内容としては非常にあっさりしている。
初心者を相当意識したつくりになっていると言える。


僕は以下のような感じで受講している。
・ブラウザとテキストエディタの両方の幅を縮小して一画面に表示。
・動画に併せてタイピングし、入力内容や操作手順をなぞる。

プロが入力するところを動画で見られるのだから、動画を見ながらそのスピードや操作のスムーズさを体感しない手はない。
全くの初心者では難しいかもしれないが、トライしてみればいい訓練になると思う。


個人的にドットインストールのメリットは2つ。

○達成感を得やすい。
動画を見て理解したら「完了」ボタンを押せば、受講したことが目に見えて分かる。
次々と動画を片付けることですぐに達成感を得やすい仕組みになっている。

○どんどん進められ、継続しやすい。
動画を見て理解したら「完了」ボタンを押せば、受講したことが目に見えて分かる。
次々と動画を片付けることですぐに達成感を得やすい仕組みになっている。
また、ドットインストールの動画は本当にあっさりで物足りなさを感じるほど。
だから、次々と進めることができる。
逆に一つ一つが長いと、次の動画に着手するのが億劫になる。
20レッスンあっても、まとまった時間があればあっという間に片付けることができるし、継続しやすい。

○学ぶことが多い。
実際にソースが打ち込まれる様子を眺めることができる。
これはテキストでは絶対に実現できない。
括弧を打つタイミング、タイピングのスピード、ソースの書き方(インデントなど)。
あと、声による解説も大きい。
目と耳の両方をフルに使えるから、「学んだ」感が強い。


改善してほしい点もいくつかある。
個人的に辛かったのは「ローカル開発環境の構築」。
ドットインストール内のPHPMySQLを学ぶ上でも避けて通れないこの講座だが、この動画群、Windowsには対応していない。
幸い有志の方がWindows用の手順をブログで紹介してくれていたので、そちらを参考にしたが、しかしハードルが高い。
VMをインストールし、その中にCentOSを立ち上げ、MySQLPHPを突っ込む。
初心者ならLinuxはおろか、Windowsコマンドプロンプトすら触れない人がほとんどではないか。
もし動画と異なる操作をしてしまった場合、どうリカバリーすれば良いのだろうか。

しかも、重い。想定外に重かった。
ドットインストールの動画とCentOSでマシンは精一杯。
動画の読み込みも多少遅くなるため、ストレスがあった。

ローカルにWEBサーバーを突っ込みたいなら、Windowsユーザーならxamppの方がはるかに簡単だと思うのだが、だめなんだろうか。


あと、「PHPの基礎」講座は60の動画からなる。
これは他の講座の倍近くあるため、なかなか食指が伸びない。
もう少し細切れにして、とっつきやすい講座設計にならないだろうか。


要望としては、rubyの講座がほしい。
オブジェクト指向とかRESTとか、初心者にハードルが高いところも、ぜひ。

個人的にはドットインストール、非常に気に入っているので、プログラミングが気になっている方は、一度触ってみるべき。